皮膚常在菌って何?皮膚への働きとその効果
こんにちは、なちゅすきん管理人MARIEです。今回は、お肌を外部刺激から守ってくれている大切な存在「皮膚常在菌」についてお話しますね。
私たち人間の身体には、「常在菌」があちこちに棲みついています。
よく知られているのは、腸内細菌。悪玉菌と善玉菌のバランスが崩れることによって、便秘になったり下痢をしたりすると言われています。
そうした「菌」は、口腔内には口腔常在菌が、女性の膣にはデーダーライン桿菌という乳酸桿菌が、そして皮膚には皮膚常在菌が棲みついています。外界に接触する関所にあたるところには、必ずこの「常在菌」が棲みついていて、病原菌が侵入してくるのを防いでいます。
私たち人間の体には、免疫システムが備わっていて、体内に侵入してきた病原菌と戦ってくれる免疫機能があります。しかし、体内に侵入してくるあらゆる病原菌と戦うことで、それ相応のエネルギーを消耗してしまいます。そこで、ある程度の病原菌を体内に侵入する前に防いでくれれば、体内でのエネルギーの消耗も防げます。その第一関所が「常在菌」なのです。
皮膚常在菌の働き
皮膚表面にも腸内と同様、善玉菌、悪玉菌、そして日和見菌が存在します。腸内環境と同じように、善玉菌が優位の皮膚表面が健康で潤いのあるお肌なのです。
いわゆる、皮膚のバリア機能として働いてくれています。
これらのバランスが乱れることによって、病原菌やアレルギー源が侵入し、皮膚内で炎症を起こしたり、ニキビ菌が増殖してニキビが発生することになります。
常在菌はこうして生きている

私たちは常在菌が生き残るために場所を提供し、常在菌は私たちの身体に病原菌が侵入しないよう保護してくれている、まさに共生関係にあります。そのため、皮膚常在菌は決して切り離して考えるものではなく、皮膚と皮膚常在菌は一つのものと考えるのが正しいのです。
皮膚常在菌バランスを崩す原因

